長期休暇となるゴールデンウィーク(GW)は、普段なかなか取れない“じっくりとした趣味の時間”を楽しむ絶好のチャンスです。中でも、自宅で集中して取り組める趣味として人気が高まっているのが「プラモデル」。子どものころに夢中になった方はもちろん、最近では精巧なディテールや完成度の高さから、大人の趣味としても再注目されています。
特に2025年は、ガンプラをはじめとした新作キットが多数登場しており、組み立てる楽しさだけでなく、飾る満足感も格別です。また、初心者でも組みやすいエントリーモデルや、親子で一緒に楽しめるキャラクタープラモも豊富に揃っており、家で過ごすGWをより充実した時間に変えてくれます。
この記事では、そんなGWにぴったりの「おすすめプラモデル」を厳選してご紹介。初心者向けの手軽なキットから、上級者向けの作りごたえのある最新作まで幅広く取り上げます。連休中にじっくりと作業に没頭したい方、久しぶりにプラモデルを組んでみたい方に向けて、選ぶ楽しさと作る喜びをお届けします。
HG 機動戦士Gundam GQuuuuuuX ゲルググ スガイ機(GQ)
2025年5月3日、ガンプラファン待望の新作『HG 1/144 ゲルググ スガイ機(GQ)』がついに発売されました。これは、アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』第4話「魔女の戦争」に登場したスガイ機を、HGシリーズの最新フォーマットで再現したもの。作中で“魔女”と恐れられる女性パイロット「シイコ・スガイ」が操るこのゲルググは、従来のゲルググ像を塗り替えるような、異彩を放つ存在です。
そんなスガイ機がHGとして登場するとなれば、これは見逃せない一品。今回はその魅力を徹底的にご紹介していきます!
劇中イメージを完璧再現!独特なカラーとフォルム
まず目を引くのは、劇中のカラーリングを忠実に再現した成形色。グレーとイエローが効いた独特の配色は、スガイ機ならではの不気味さと美しさを両立させています。塗装なしでも高い完成度を誇り、箱から出してすぐに“あの”戦場の空気感がよみがえるのは、さすがHGシリーズ。
フォルムも見逃せません。特に背部スラスターの形状や、鋭く尖った肩部アーマーは、他のゲルググとは一線を画するシルエット。スガイという異端の存在を象徴するデザインに、ファンならずともグッとくること間違いなしです。
可動とギミックも一級品!動かしても飾っても楽しめる
本キットの注目ポイントは、見た目だけではありません。可動域の広さとギミックの充実ぶりにも注目です。肩・脚部の可動はもちろん、胴体には前かがみ姿勢を取らせることも可能。アクションベースとの組み合わせで、劇中さながらの躍動感あるポージングも思いのまま。
武装も個性的です。専用ライフルに加え、サーベルは上下どちらにも装着可能な新機構を採用。さらに、リード線を用いた“ワイヤー攻撃”の再現も可能で、HGでは異例とも言える立体表現が実現しています。このギミックだけでも、遊び甲斐とディスプレイ映えは抜群です。
ランナー構成もこだわり満載
A~EランナーにSB6ランナーが加わり、カラフルかつ効率的なパーツ配置。関節部にはKPS(耐久性と動かしやすさに優れる素材)が採用されており、組みやすさと強度の両立を実現しています。マーキングシールも付属しており、仕上げにも満足感があります。
HG 機動戦士Zガンダム サイコ・ガンダムMk-Ⅱ
『機動戦士Zガンダム』の中でも、その圧倒的な巨体と異形のフォルムで視聴者に強烈な印象を残した「サイコ・ガンダムMk-II」。その怪物的な機体が、ついに2025年3月22日、バンダイからHGスケールで堂々のキット化。しかも、1/144スケールとは思えないボリュームと、差し替えなしの完全変形を実現した、まさに“怪物ガンプラ”です。
この記事では、そんな『HG サイコ・ガンダムMk-II』の魅力を徹底的に紹介。Zガンダムファン、ティターンズ推し、そして「でかいガンプラが正義」なあなたに贈る、全力レビューをどうぞ!
圧巻のサイズ感。HGなのに1/60と同等の存在感!
まず驚かされるのはその大きさ。HGスケールでありながら、完成時の全高は約270mm。これは一般的なHGキットの約2〜3倍。むしろ1/60スケールと並べても遜色ないボリュームで、棚に飾った瞬間、周囲のガンプラたちを圧倒します。
「HGってこんなに大きかったっけ?」と思わず二度見すること間違いなし。パーツ数は多いですが、組み立て工程はストレスフリー。巨大キットながらも“作る楽しさ”が損なわれていないのも、この商品の強みです。
フォートレス形態へ差し替えなしで完全変形!
サイコ・ガンダムMk-IIといえば、モビルスーツからモビル・フォートレスへの変形機構が最大の見どころ。今回のHG版では、そのダイナミックな変形をパーツの差し替え一切なしで再現!
手足の折りたたみ、背面ユニットの展開、そして頭部の収納まで、劇中さながらの変形シークエンスを自分の手で体感できます。この工程はガンプラの“醍醐味”とも言える瞬間。変形完了後の姿も非常に美しく、フォートレス形態でも抜群のディスプレイ映えを誇ります。
ギミック満載の豪華付属品も見逃すな!
HGとは思えないほどの付属品も、このキットの魅力。中でも注目すべきは、リフレクター・ビットの展開状態パーツと専用ベース。腕部に接続するリード線ユニットや、半壊頭部、ビームエフェクトパーツも用意されており、再現度も遊び心も非常に高い仕上がり。
さらには、アクションベース4と専用ディスプレイスタンドまで同梱。巨大な機体をしっかり支える設計が施されており、どんなポーズも安心して飾れます。
パーツ構成とディテールも現代クオリティ
シールに頼らない精密な色分けと、パーツ分割によるディテールの再現は、さすが2025年最新HGキット。表面処理も丁寧で、スミ入れや軽い塗装だけでも高級感のある仕上がりになります。ティターンズのエンブレムも再現可能なマーキングシールが付属しており、仕上げの自由度も高いです。
MG 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ガンダムヴィダール
鉄血のガンダムファンにとって、待ち望まれていた一機。それが――MG 1/100 ガンダムヴィダールです。
2025年3月22日、BANDAI SPIRITSから発売された本キットは、主人公たちの前に立ちはだかる“仮面の男”ヴィダール(正体はガエリオ・ボードウィン)の機体を、Master Gradeの名に恥じぬ重厚感と緻密さで完全再現。シリーズ中屈指の人気機体が、ついに真打ち登場です。
本記事では、その圧倒的ディテールと組みごたえを全力レビュー。鉄血ファンならずとも、ガンプラ好きを魅了すること間違いなしの一作を徹底解説します。
メカ描写が唸る!進化したガンダム・フレーム
MG版ヴィダールの最大の魅力は、なんといっても最新設計のガンダム・フレームにあります。形部一平氏の監修のもと、内部構造にはMGならではの精緻な再現が施され、特にシリンダーや膝裏のバーニア、可動に連動するアーマー展開など、息を呑むギミックの数々が詰め込まれています。
さらに、コックピットには「阿頼耶識 Type-E」発動時を再現したパーツが付属。通常状態との選択式で組み立てが可能で、物語の“裏側”までも立体化しています。
武装もギミックも圧巻の完成度!
MGヴィダールは、武装ひとつとっても手抜きなし。特徴的なハンドガン×2、バーストサーベル、ライフルがすべて付属し、特にハンドガンにはブローバック動作を模したMGオリジナルの可動ギミックまで実装。バーストサーベルも劇中通りパージ状態を再現可能で、作中さながらの演出が手元で楽しめます。
また、マガジンの着脱や、腰部への懸架ギミック、膝からの展開ギミックなど、作って楽しい・飾って映える要素が盛りだくさん。これぞ“マスターグレードの真骨頂”と唸るこだわりが詰まっています。
フィニッシュの自由度も高い!
色分けはパーツ単位で非常に丁寧に再現されており、素組みでも劇中イメージに迫る完成度。さらに、2種のマーキングシールが付属しており、リアリスティックな仕上がりを追求したい方にも満足の内容です。立ちポーズと着座ポーズのヴィダール(ガエリオ)フィギュアも付属し、ジオラマ派にも嬉しい構成です。
【まとめ】GWはプラモデルで自分だけの“作品”を完成させよう!
ゴールデンウィークという貴重な連休は、普段なかなか取れない“ものづくりの時間”をじっくり楽しむ絶好のチャンス。この記事では、そんなGWにおすすめしたい注目のプラモデルを厳選してご紹介しました。
たとえば、アニメ最新作から登場した《HG ゲルググ スガイ機(GQ)》は、独特のカラーリングと大胆なアクションギミックが魅力で、ファンのみならず新規ユーザーにも刺さる一機。そしてZガンダム屈指の巨大機《HG サイコ・ガンダムMk-II》は、まるで1/60スケールかと錯覚する圧倒的サイズ感と変形機構が楽しめる“組み応えMAX”なキット。さらに、鉄血ファン垂涎の《MG ガンダムヴィダール》は、精密な内部フレームとオリジナルギミックが詰まった傑作で、MGの名にふさわしい完成度を誇ります。
どのモデルも、組み立てながら作品世界に没入できる魅力を持ち、完成後には飾る喜び、撮る楽しさも味わえます。初心者でも扱いやすいものから、ベテランモデラーを唸らせる大作まで、自分のレベルや好みに応じて選べるのもポイントです。
このGW、あなたも手を動かして“世界にひとつだけのガンプラ”を完成させてみませんか?
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